シャラントンの小部屋

好きな音楽や本について書きます。

EXIT

この動画の対談を書き起こしたので、自分の英語力で必死に要約したよ。

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こうなってる引用部分は、

EXIT」に使われたスノーデンのセリフ。

歌詞はGenius Lyricsにあります。

genius.com

エドワード・スノーデン(以下、E): 8ビットのビデオゲームの頃から電子音楽が好きだった。

それが今日の音楽シーンにおいて再評価されているのは、ジャン・ミシェルのような人のおかげだ。

 

ジャン・ミシェル・ジャール(J): 『Electronica』Part 1と2に共通するテーマの一つは、テクノロジーとの向き合い方だ。

 

[テクノロジーはプライバシーを向上させられます。問題は、なぜ私たちの個人情報がネットに、端末に保存されるかということです。]

 

 

J: エドワード・スノーデンのことを聞いて、レジスタンスであった母を思い出した。子供の頃、「世の中がお前にとって受け入れがたい何かを引き起こす時、お前は立ち上がらなくてはならない」と言われた。

スノーデンは、「やめろ」と主張するのではなく「気をつけろ」と言うことで英雄となった。

 

[自分には隠すことがないのでプライバシー権を気にしないと言うことは、言論の自由に関心がないと言っているのと同様です。]

 

J: 彼にコンタクトして、ビデオで意見を交わしたんだ。

E: こんなプロジェクトとコラボできるなんて、夢にも思わなかったので驚いている。

J: 疾走感のあるテクノのトラックが欲しくて、題名を「Exit」にしようと思った。

 

[これはとても反社会的な仕組みです。権利とは個人だけのものでなく人類共有のものであり、今あなたにとって無価値なものも、他の人々や自身の未来には価値があるかもしれないからです。]

E: そこに選択肢があるんだ。名詞であれ動詞であれ「Exit」は自分の意志を決定する言葉なんだ。

[あなたが立ち向かわないのであれば、誰が立ち向かうのでしょう?]

 

J: エドワード・スノーデンとコラボできて光栄だ。アルバム『Electronica Part 2』を彼に捧げます。

 

E: 音楽ってのは、絆を生み、人の心の架け橋となれるものであり、それこそが音楽が必要な理由なんだ。

 

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アルバム 

ELECTRONICA 2: THE HEART

ELECTRONICA 2: THE HEART

  • アーティスト:JEAN-MICHEL JARRE
  • 出版社/メーカー: COLUM
  • 発売日: 2016/05/06
  • メディア: CD
 

 

 

Jean-Michel Jarreの母がレジスタンスだったというのは初耳で、英語版Wikipediaを見たら生い立ちの冒頭にしっかり書いてあった。

強制収容所からの生還者でもあったそうだ。

 

Jean-Michel Jarre was born in Lyon on 24 August 1948, to Francette Pejot, a French Resistance member and concentration camp survivor, and composer Maurice Jarre.[1][2][3]

Jean-Michel Jarre - Wikipedia

 

文革後の中国に行って「若者たちに西側の音楽を聴かせる」という行動力の源泉も、こういうルーツが関係しているのかもしれない。


Jean-Michel Jarre - Souvenir de Chine (Live)