ポイントで2冊めが実質半額になるので、電子版購入。
おお……これが昭和六十年代に描かれた作品だとは!
ワクワクしながら一気に読んだ。
今でこそニュースで「クルド人」という単語は聞くけれど、私はクルド人についてニュースで読んだ知識しかない。
平和ボケした日本人の自分は、戦後のイラクの新大統領がクルド人だなんて今まで知らなかったよ。
電子版は2019年の刊行で、1999年に書かれた学習研究社刊行の下巻、中公文庫コミック版のあとがきと、2005年に書かれたチクマ版のあとがきの3つを収録している。
その中の、
この作品は、しかしクルドへの応援歌ではない。連帯の物語でもない。
クルドの問題はあまりにも根深く、あまりにも複雑で、どだい単純な共感や同情なぞ受け容れてくれそうにない。
という言葉は重いね。
パックンのコラムも見つけたので、リンクを貼っておく。