シャラントンの小部屋

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「誘惑病棟ラジオ」宛

HN: エンリケ

 

マリお姉様、春乃お姉様、ごきげんよう

一夜限りのラジオ復活、とても嬉しいです。

 

さて、マリお姉様の乙女な部分が「ウッ」とダメージを受けないよう、慎重に言葉を選んで「誘惑病棟」の感想をお伝えしたいと思います(笑)

 

最初に、R18要素の薄い感想からお伝えします。

 

「ヒロインに名前がある」という点を、僕は気に入っています。

音声作品のヒロインには名前のないことが多いので、僕は作品を聴きながら相手を頭の中でどう呼べば良いのかよく悩みます。

この作品は、聴きながら「紗倉さん……凄いです」「柊さん……僕もうダメです」と心の中で呼びかけながら鑑賞できるので、僕としては感情移入しやすいです。

 

そして僕がこの作品で特に好きなのは、トラック2のラストです。

お堅い柊さんが、一般的にはあまり使わない場所を責められることにより激しく乱れるそのギャップ。

主導権を握っていたはずの年上女性がいつの間にかその優位性を失い、共に果てたいとリスナーに懇願するそのしどけない姿。

最後には、行為の後の余韻を三分以上にわたって味わえる構成。

僕は、愛する人と交わった後の「余韻」が大好きなのです。

 

生を謳歌する喜びを知った主人公は、己の欲望に忠実になることを学び、入院前よりも心身ともに健康になったことでしょう。

 

このラジオの復活は一夜限りですが、「一夜限りじゃないのよ」と言わんばかりの「誘惑病棟」の完結の仕方も素晴らしかったです。

トラック3のラストで、この宴はリスナーが退院するまで毎夜毎夜続くのだと匂わせる終わり方に、僕は喜びと興奮を抑えきれませんでした。

 

このメールを書いている時点ではDL数が百を少し超えたところですが、さらに売れて続編が出ることを願っています。

 

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