gazou okiba
Hannah EdgmanによるPixabayからの画像
このようなかたちで、中国側は、満洲国の切手の有効性を否定することで、切手の発行者である満洲国の存在も非合法なものであることを示そうとしたのである。
もっとも、中国とは異なり、満洲国の存在を事実上黙認していた諸外国は、満洲国の切手が貼られた郵便物であっても、料金未納の扱いとはせずに受け付けている。
-前掲書p.68より引用
特にスウェーデンでは殆どの切手がシートではなく、切手帳が五〇%、コイル切手が五〇%の割合で発行されており、しかもその表紙も凝ったものであるために収集家が多い。
植村峻『切手の文化誌』(学陽書房)p.216より引用